西郷

司馬遼太郎の「翔ぶが如く」をようやく読み終えた。大作だけあって時間がかかったのだが、明治元年〜10年までの、いわゆる明治維新という革命の状況を垣間見ることができた。西郷隆盛という人物は、色々な見方ができる人物だったということが言えるが、いわゆる大物らしい懐の深さが、時代の波に飲まれて自滅した、という感じであると受け止めた。国(太政官)にたてついてもなお、銅像まで立てられるほどの愛され方をする人物というのが、どれほどの人物であったのか、この作品を通じてその断片を知ることができたと思う。
この後、ここから江戸〜室町〜鎌倉と歴史をさかのぼって見たいと思っている。かつては、日本史に興味がなかったのが、月日というのは人を変えますなぁ。