サービスの極意

ソムリエ田崎真也氏の講演を聞く機会があった。
田崎真也氏は、最初船乗りを目指していたようだが、学生時代にたまたま働いたスナックで接客の楽しさを知って以来、料理の世界へ足を踏み入れたとか。
仕事にはそれぞれ役割があって、その役割を正しく認識して、それを果たす事がプロとしての大前提という事だ。
例えば、ソムリエであれば、お客様の望む価格で、料理にあったワインを提供して、楽しい時間を過ごしてもらうことに全神経を集中する。決してワインが好きな人が自分の興味で楽しみ、自分の興味を押しつける事では無いと。
おそらく、自分にあった仕事とは、その役割を無理なく受け入れられて、それをこなして行くために努力しようと思えるのが理想の仕事なのでは無いかと思った。