生涯現役社会のつくり方

横石知二・著「生涯現役社会のつくり方」。最近おじいちゃん・おばあちゃんのことばかり調べている気がする、、、。
この本は、徳島県にある小さな町で、後期高齢者(おばあちゃん)に葉っぱを集めてもらって、それを売る会社を作った人が書いた本。葉っぱって売れるの?、と思ったが、例えば料亭でもみじの葉っぱが備えてあったり、朴葉焼きというメニューもあるし、よく考えると確かに見かけるんだね。そういう葉っぱを集める仕事を始めると、やる気が出てきて、体調にも気をつけるし、病気が減るのだそうだ。ポイントは、おばあちゃん達に共同でやってもらうのではなくて、一人ひとりの成果を発表する方が、おばあちゃん達がやる気が出るらしい。まるで営業成績みたいなものだが、共同でやるよりも、その方がおばあちゃん達には向いているそうだ。
今でも65歳以上の人口は、全人口の25%(2900万人)だから、この人たちにもっと頑張ってもらわないといけないんだね。後期高齢者=「好期」高齢者、という表現を使っていたが、なかなか良いアイディアだと思った。

生涯現役社会のつくり方 (SB新書)

生涯現役社会のつくり方 (SB新書)