あきらめきれずに

今晩は徹夜のため、午後から出社。
移動の間、「鬼平犯科帳(8)」を読む。最後の話は、「あきらめきれずに」という表題。池波正太郎は、タイトルの付け方なんかも凄いセンスだなと感心してしまいますね。
で、この「あきらめきれずに」は、男(盗賊)がある女と駆け落ちしたのだが、女は旦那が盗賊と知ってしまい嫌気がさし逃亡した。でも、男はあきらめきれずに女を連れ戻しに来たところを、長谷川平蔵に見つかり成敗されるという話。
自分は結構あきらめが早いんですよねぇ、執着心ほぼなし。多分、執着することが醜いことだと、どこか冷ややかに見てる気がする。それでも、以前に比べると大分譲れないところも出てきましたけどね。ただ、あきらめが早いのは人生損をするケースが多いと思う。選択肢を早々に捨てちゃうという感じ。あの時あきらめてなかったら、人生変わったろうな〜、ってことが今思うといくつもある。
どちらにせよ損をするなら、「あきらめきれずに」行くべきなんだろうかねぇ…。