学問のすすめ・現代語訳

福澤諭吉・著、斎藤孝・訳「学問のすすめ・現代語訳」、を読んだ。
最初は古臭い内容だろう、とタカをくくっていたのだが、むしろ現代人にこそ読んでもらいたい内容になっている。斎藤孝氏の現代語訳が良い、というのももちろんあるのだろうが、まるで明治初期に書かれたとは思えないほどの先見性ある内容が素晴らしい。きっと当時はかなり衝撃的なモノであったに違いない。
中身は全く難しくなく、むしろ簡単にすらすらと読めてしまう。福澤諭吉の考え方は自分のそれとかなり似ていて、合理主義でかつ中庸であるところなんかは、読んでいるととても納得感がある。

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)