平成政治20年史

平野貞夫・著「平成政治20年史」を読んだ。歴史劇画「大宰相」の後に続く政治史を見てみたいと思っていて、なかなか良い本が無かったのだが、本著はその期待に答えてくれそう、ということで購入。著者の平野貞夫氏は、小沢一郎とともに自民党を飛び出して民主党に合流した人なので、見方も野党側から、その時々の政権のあら探しをする、というスタイルで書かれている。これはこれで勉強になるのだが、先日の経済史と同様、強烈なフィルタがかかり過ぎているので、正直この内容だけを鵜呑みにする訳にはいかない、と思う。ただし、政治の裏話が満載であるという意味では、読み物としては非常に面白く、経済史よりはオススメする。

平成政治20年史 (幻冬舎新書)

平成政治20年史 (幻冬舎新書)