氷河期

サキヨミで放送していた、就職氷河期の特集。今の大学3年生は就職氷河期の再来に遭遇しているようだが、自分たちの時期もまさに氷河期全般だったようだ。ただし、たまたま理数系の、かつ情報系で引く手あまた、という状況が幸いして、自分の周囲の人はほとんど就職で苦労していないと思う(自分も含め)。その就職が苦労無くできる状況が幸せなのかは、自分の体験からはyesとは言いがたい。
というのも、どこにでも就職できるのがあいまって、何の考えもなく安易に入社してしまうことがあるからだ。例えば、名前を聞いたことのある会社=大会社=人生の成功、と思ったりする。大きい船はつぶれにくい、というのは確かなことだろうが、それがイコール自分の幸せとは限らない。自分のやりたいことは何か?、なぜそれをやりたいのか?、それを曖昧なままに就職してしまうのだ。自分は、ある程度考えていたが、深く自己の欲求を追及しなかったために、入社してから7年経ってその壁にぶち当たることになった。就職氷河期というのは、自分がやりたいことは本当は何なのか?、を考える良い機会になるのではないかと思う。