煮しめ

夕方、千鳥町サタデーズ。メンバーの二人も引越しのため、もしかしたらシティバードに入るのもこれで最後かもしれない。今までずっとやってきただけに、思い入れも深いね(Bスタの大勝軒の匂いなども含めて)。良いスタジオなので、個人練習などでも今後はお世話になって行きたい。
夜、かなり久しぶりに鳥芳へ。マスターは焼いていなかったけど、常連にちょっかい出したりして、ご隠居さん的な雰囲気を出していた。ただ、ドラムの話から始まり、今回も饒舌に語って頂いた。特に面白かったのが、「音楽は煮しめ」話だ。黒人のミュージシャンが優れているのは、黒人だからではなく、赤ん坊の頃からブルース、ロック、ジャズなどを大音量で聞いているからだ、と。大音量で聞くことで(ここがポイントらしい)、まさに音楽が煮しめのように体に沁みているのだ、と。なるほど、確かにその通りかも知れない。そんなマスターと、一度はセッションなどしてみたいものだ。最後は「ピース!」と、やや酔っ払い気味に言って去っていったマスター、やはり鳥芳は偉大な店です。