官僚たちの夏

TBSで放送されている、「官僚たちの夏」を密かに見ていた。
内容がどうも事実臭いな、と思っていたら、原作の城山三郎の小説が、やはり事実をベースに書かれているようだ。池内総理=池田勇人、須藤通産大臣佐藤栄作、という辺りからなんとなくそんな気がしていた。
このドラマを見る前から、何となくそういう気がしていたのだが、官僚=悪では無いらしい。最近では、官僚の天下りなどが取り沙汰されているので、官僚のイメージが悪くなってきていると思うんだけど、実際のところはキャリア組と言われる高級官僚は毎日終電で帰るほどの忙しい仕事を抱えているようだし、大企業の偉い人になると同じような天下り(グループ企業内で)というのも良くあるし、一概に官僚が悪いとは言えないと思っている。
このドラマでは、そういった日本の将来を真剣に考えて働く官僚を描いていて、人間的(政治的)な苦労もありつつ、信念に従って行動している官僚たちを見ると、とても共感を覚える。
9月から第二シーズンが始まるようだし、この先も楽しみだね。