誠意は通用しない?

今日の「報道ステーション」で取り上げられていた医師不足問題で、外科を目指す若者がいなくなって来た、という話が出ていた。これは、外科で手術をした結果、オペ時の事故等で患者が亡くなってしまったなどのケースで訴訟されるのを避けるためだということだ。本人が誠意を持って取り組んでいたとしても、結果的には人生から転落する、その責任を避けたいというのは、一種のリスク管理なのだろう。他の例ではモンスターペアレントによる教師への攻撃や、クレーマーなどによって人生から転落する、というケースは近頃多いのだと思う。
世の中では、失敗を二度と許さないということで、制約事項が日々積もっていき、ガチガチで身動きが取れない結果、ハードルが上がって非常に堅苦しく生きていかなければ行けない雰囲気になってきていると思う。が、このガチガチの状況が続くと、人間関係などが殺伐となってしまう気がする。いくら誠意があっても、それだけではもはや通用しない時代になってしまったのだろうか?

かといって、田母神発言や兵庫県知事発言は本当に耳を疑うような発言で、当人がどうかしているとしか思えないね。その発言で気分を害する人がどれだけいるかを全然気にしていないのが不思議でならない。