「考える」と「実行する」(理論と実践)

仕事は人生の1/3を過ごす時間である。なので、仕事をどれだけ楽しくできるか、はとても重要な問題だ。
仕事には大きく2種類あって、一つは考える仕事、もう一つは実行する仕事、だ。
考える仕事とは、いろいろな事を構想するもので、発想力とか、知識量とか、説明力とか、そういうものを武器にした仕事ということ。
実行する仕事とは、考えられたものを着実に形にすることで、技術力とか、管理スキルとか、体力とか、そういうものを武器にした仕事ということ。
これまでのところ、自分は仕事に忙殺されてきた。そして、この仕事はいわゆる実行タイプの仕事だった。実行タイプの仕事は非常に大事で、かのカルロス・ゴーン氏も「実行力こそ一番大切だ」、と言っている。確かに、考えても実行して形にしなければ意味はないから、実行するのは大事だ。
ただ、若いうちは良いが、SEの35歳定年説というのがあるとおり、体力的に厳しくなってくる。頭で勝負する世界に行かなければ、先はないだろう。ということで、自分は実行する仕事→考える仕事にシフトした。しかし、このシフトは甘くない。考える仕事というのは、考えることが商売なので、深く広く考えなければならない。これは第一の壁だ。さらに知識量がないと勝負できない。これも壁だ。正直、挫折しかけることもあるが、これは自分の中での「革命」であるので、しがみついてでもシフトを完了させねばと思い、日々精進するしかない。