反日デモとは?

昨日の上海での反日デモは、目を疑うような光景が繰り広げられていた訳ですが、なぜあのような大きな騒ぎになっているのか?
「教科書改訂」や「日本の安保理常任理事国入り」などへの不満というだけで、あれだけの大騒ぎになるとは思えない。もっと大きな理由があるのでは?「教えて!goo」に以下のような解説がありました。

中国、米国はもとより、日本以外のまともな国はグローバルな視野と50〜100年スパンでの国家戦略に則ったプログラムで外交を展開しています。

中国の反日デモ、海底油田、尖閣列島問題も全て大局的見地からの中国政府の戦略であり、歴史問題はその象徴として今後も繰り返し使われるはずです。
繰り返し責められる口実をミスミス与えているのは、広い視野も国家百年の計もない我々日本国かも知れません。

日本人の大半は、なぜ小泉首相靖国神社を参拝すると問題にするのかさえ理解できず、また考えようともしないのではないだろうか。その事が、特に中韓を苛立たせている事もまた事実でしょう。

小泉首相靖国神社を参拝すると云う事は、中韓にとって
1.ドイツの首相が、ヒットラーのお墓に参っている事と同じ。
2.何故そう思うかといえば、戦後の極東裁判でA級戦犯戦争犯罪人(責任者)が祭られている(合祀という)からである。
3.日本人には、人は死ねば例え極悪人でも仏様という宗教 観が強く「死者に鞭打たない」国民性は、理解が得られ難い
4.極東裁判は戦勝国の一方的法廷で、A級戦犯判決も認めがたいという考えもあり、日本人には『首相の靖国神社参拝賛成も多い。
5.本来、過去の歴史を謙虚に顧みて過ちを未来の参考にする真摯な国民であるならば、日本人は極東裁判の結果と別に「日本人の手による戦争責任者への裁き」をしなければならなかったはずだが、農耕民族DNAの日本人にはこれが出来なかった。(今後の事例にも同様)

日・韓・中の歴史教育問題を解りやすくいえば、
1.日本は、過去に韓国、中国国民の足を靴で強く踏んだ。
2.日本の教科書は、「韓国、中国国民の足を踏んだ」と教えるが、「どう謝ったか」は殆ど知らず無関心。
3.韓国・中国は「日本にハイヒールの先で滅茶苦茶踏まれ たが「心から謝っていない」と教育。

「足の痛みは踏まれた方にしか分からない」という諺がありますが、日本人も問題の根の深さを認識する事が、アジア諸国との融和の鍵になるのでは。

確かに過去の歴史の認知度には、日本と中国では大きな隔たりがあるのは事実ですね。日本ではほとんど教えない、中国では小さい頃から摺りこまれる。その認知度の違いを埋める必要はあると思います。
ただ、個人的には「反日」で大国を一つにする手段としている、デモを通じて日常の鬱憤を晴らしている、そんな要素も含まれている気がしてなりません。